CWPブログ

2022/07/28

AIで生き物の生態を調べよう!デジタル環境教育~山編~ (森林環境教育)のレポート

執筆者: 小林大地 (バンディ)



  

7月23日に実施しました生き物学習山編の報告をさせていただきます、小林ことバンディです。

AIで生き物生態を調べようということで、AIカメラを参加者と一緒に設置してきました。

カメラの設置だけでなく、森での遊びや新たなデジタル環境教育の可能性がみえる活動になりました。

やったことの概要は以下へどぞ!

 

AIカメラを設置しよう!

 

今回のメインは自分たちでAIカメラを設置する場所を考え、実際に設置すること。

設置する場所を考えるときの材料となるよう、どんな生き物がこの山にはいるのか?生き物は何を食べているのか?を学びます。

 

まず、どんな生き物がいるのかを知るために、一足先にテスト設置していたカメラで撮影した画像をみんなで確認。

 

図鑑で特徴を確認しながらなんの動物かを確認します。

 

ちなみにこんな動物もこんばんはしてました。

カモシカ!?

今は特別天然記念物食べれませんが、かつて食べれたころは美味で有名だったそうな。

 

次に、カメラに写っていた生き物はどんなものを食べているのかもチェック。

草食の動物を例にごはんを食べた痕跡がどんなものか、なにを食べているのかを教えてもらいます。

※リスの食痕「松ぼっくりエビフライ」 イメージです

 

ここまで教えてもらったところで、いよいよ子どもたち自身がどこへ設置するとよさそうか考えます。

森の中を上に下に子ども達は動き回り、設置場所を探します。

ついていく大人たちは精一杯。斜度が30度はありそうな斜面ですがすいすいと移動していきます。身軽・・・

 

10分ほど探し回りそれぞれ設置したい場所が決まったところで、理由と一緒に発表!

 

「えさとなる草があつまっているから」

「獣の通り道によさそう」

「えさ場と通り道とどっちも撮影できそう」

 

3つの候補があがり、それぞれの理由を教えてくれました。

しかしもろもろ大人の都合により今回設置できるカメラは1台だけ。。。

 

どこも設置にはよさそうな場所でしたが、決め方も相談し「多数決」で決めることに。

挙手投票の結果、山の入口にある木に設置することになりました。

 

撮影の邪魔になりそうな枝を払い、カメラ設置!

カメラをさっそくチェックしてみると狙い通り映像が撮影できていました。

なにが写るか楽しみー

 

森での遊びその① 「くい打ち」

カメラを設置した後は、森でのフリータイム。

普段住んでいる場所ではできないような遊びが始まります。

特に盛り上がった遊びが木製の杭を打ちこむこと!男の子も女の子も必死に杭を打ち込みます。

 

 

「なにかが引っかかっているから先に穴をほってみる!」

「抜くのも結構大変だけど、おもしろい」

など色々と話しながら打ち込んでいる姿をみていると、ついつい大人もやりたくなってしまうほど熱中していました。

最後は遊ぶ時間が終わるぎりぎりまで杭を打ち続けましたが目標の場所まで打ち込むことができず、残念。

また次回来た時に続きを打ち込もう!

 

森での遊びその② 「フォトグラメトリ」

 

別のグループではCWPエンジニアのもりもりの指導の下、打ち込んだ杭を3Dモデル化(フォトグラメトリ)してました。

やり方はスマホのアプリを使って撮影するのみ。

「杭が途中でなくなってしまった・・・難しい」

と言っていたものの、周りの雰囲気とあわせいい感じにできています。

できた3Dモデルが以下のURLで自由にみることができます。(地面の凹凸がリアル)

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

https://service.widar.io/web-viewer/4cc82791-37ac-4c75-bb55-e32fb00f2cb4

※ログインなしでみれます

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

 

森での遊びその③「企画会議」

 

実際に遊ぶだけでなく、森でどんなあそびをしたらおもしろそうか企画会議もやっちゃいます。

森を歩き回りながらどんな遊びができそうか、発想を膨らませます。

 

「デッキからすべり台でおりれたら楽しそう」

「ブランコを作ってみたい」

「森と言えば飯盒炊飯でしょ」

 

と次なるあそびに向け、ワクワクするアイデアが出てきていました。

 

またこの森で遊びたいー!

 

活動の終わりに、一日の楽しかったことを振り返ってみました。

子ども達から、

「どこでえさを食べるか考えて、カメラを設置できたのがおもしろかった!」

「またこの森で遊びたいー」

との声が。

森の楽しさが伝わってよかったーーーー!!

 

参加者はAIカメラをいつでも確認できるようにしており、きになったその時に森の様子をみることができるようにしています。

(ちなみにみんなで設置したカメラにはさっそく動物など写っていました)

今後もどんな生き物が写って、どんな生態をみせてくれるのか楽しみです。 

 

最後に

 

デジタル環境教育はIT領域とフィールド領域での活動実績をもつCWPだからこそできる活動。

シンプルに森で遊ぶこと、学ぶことは楽しい。そこにITの力が足されればもっと面白くなるはず!

今後も環境教育×デジタルのおもしろさが掛け合わさっておもしさ爆発のプログラムを企画できればと思っております。

 

実は次回の開催は決定ずみ!

9月18日(日)デジタル環境教育の第2回を実施予定です。

次の舞台は「川」

今度はAIカメラを使って魚種の自動判定と生態の調査をやってみよう!という会を企画中です。

また詳細が決まったら広報しますので、ご都合つくかたはぜひご予定くださいませー!

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