CWPブログ

2022/08/03

高校生向けインターンシップを実施しました!

執筆者: 坂本竹史 (もつ)



2022年7月27日より3日間の日程で、名古屋高校のインターンシップを実施しました。
CWPとしては高校生のインターンシップはこれが初めての試みです。

プログラム内容

平均年齢35歳オーバーの職場に20歳も離れた人が来る!ということで、どんなインターンにすれば楽しんでもらえるか、受け入れメンバーで検討しました。どうせならITの仕事に興味を持ってもらいたいということで、下記のプログラムで実施しました。

【1日目】
IT業界のお話
 IT業界や開発会社ってどんな仕事をしているの?という話。
CWPの会社説明
 普通の会社とはちょっと(かなり?)違う、CWPの会社紹介。
AIの最先端技術のお話
 AIって最近よく聞くけど、どんなところに使われているの?どんな仕組みで動いているの?
 といった疑問を解決するためのお話。

【2日目】
AIによる画像処理体験
 Googleが提供しているColaboratoryで実際に手を動かしながら、AIによる画像処理を学ぶ。

【3日目】
web開発のロールプレイング
 インターン参加者がSE役をし、要件を聞き出して開発者に伝えるまでをロールプレイング形式で実施。
 また、伝えた要件を元にその場で当社のエンジニアが開発。

インターンシップの様子

今回は3名の高校生が参加してくれました。今回が初めてのインターンシップとのことでしたが、初めての職場がマンションの1室というのはハードルが高かったかも…。
(当社のオフィスは所謂オフィス物件ではなく、マンションの一室です)

最初は緊張していましたが、徐々に質問も増え和気藹々とした雰囲気でした。

参加者の感想

今回の参加者の感想をご紹介します。

荒木くん
1日目の内容では、creato様は一般に聞いたり想像したりする企業の姿とはかなり違った様子であると感じました。特にフラット組織であるというのは、聞く分には魅力的ですが実現には多くの障壁があるのではないかと想像できます。そのようなチャレンジ的なことを実際にできているというのは、魅力的だと思いました。
2日目は、AIの正答率が学習していくにつれて上がっていくというのを実感し、視覚的に分かりやすく1日目に学んだ技術が実行されているというのを見られました。また特にニューラルネットワークが、複数の層に分けられて実行されていくというのをソースコードの複数の行で関数を書いていくということで見られたのはわかりやすく感じました。その上、ライブラリ公式のチュートリアルの資料はどうしても専門用語が多く、わかりにくくなってしまうところを解説してもらいながら進められたのは、いい経験ができたと思います。同じように個人ではなかなか敷居が高いStyleGANなどの画像生成技術を体験できたのは良かったです。
3日目は、過去に応用情報技術者試験を受けたときに学んだ、要件定義といったことを体験でき、イメージを固められたのではないかと思います。またWebアプリの開発環境の構築を実際に見られたのは、いい経験になったかと思います。趣味で最近使っているDockerが製品の開発において使われているというのを知ることができたのも良かったです。

本多くん
1日目は現在のAIの根幹の部分がわかった。学習教材の水増し方や学習方法など、学習内容によって選ぶ必要性があることや、本格的なものを作る場合はとても時間がかかるために学習済みのデータを使うことに驚いた。
2日目はTensorFlowのチュートリアルが楽しかった。学習の回数によって正答率がどんどん伸びていくのが面白かった。過学習の傾向をグラフで感じられたのでわかりやすかった。StyleGAN2、3ではパラメータを変化させることで大きな変化があり、いろいろな組み合わせを試すのが楽しかった。
3日目は顧客が必要としている機能を聞き出すことがとても楽しかった。実際に作る上で必要としている機能について漏れがないようにするのが大変だった。また、自分が思い浮かべているものと他人が思い浮かべているものが違いたまに矛盾が生じているように感じた。

中松くん
1日目は会社のことやAIのことなどたくさんの話を聞くことができ、とてもタメになったが、面白いよりも難しいという印象が強かった。
2日目は実際にAIの強化学習について学んだ。数値が変化しているところが見れてよかった。また、AIで写真を編集して、写真が変化したのが面白かった。
3日目は実際にシステムの開発をするために客に要件を聞いたりした。その際、自分では気づかないような意見が多く話のまとめ方がうまかったりと非常に参考になった。

まとめ

AIの話や実践は、業務で使うような内容もあったので、初めてAIに触れた人はちょっと難しかったかもしれません。ただ、現在のAIの状況や今後の可能性などを知ってもらえたかなと思います。
web開発のロールプレイングでは実際の開発現場を再現し、インターンシップ参加者にはSEの役をやってもらいました。お客様役の社員から様々な要件が繰り出されるなか、上手にまとめていました。初めてやるとは思えない鋭い質問も飛び、こちらが逆に考えてしまう場面もあったくらいです。

また、CWPは高校生が想像する「会社」とはだいぶ違う運営をしているので、こんな会社もあるんだということを知ってもらう機会になったかと思います。

私たちも普段の仕事では交流のない若い方と触れ合うことで良い刺激になりました。実は第2回も直近で実施予定なので、2回目に向けて内容をブラッシュアップしていきたいと思います。


最後に、頂いた感想の中で印象的な一文を紹介します。

IT企業なのにベランダに稲があり、押し入れにチェーンソーがあった。VRで遊んでいた。

そうなんです!こんな会社なんです!

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