2015/09/27

豊田市岩本川 ふるさとの川づくり 第2回住民懇談会を実施しました

執筆者： cwp

今年度から豊田市扶桑町で始まった、ふるさとの川づくり事業。先週末、第2回住民懇談会が開催されました。浚渫後の岩本川をどう再生していくのか、岩本川の「未来希望図」を作るというテーマです。

豊田市扶桑町を流れる岩本川。基準値を越える土砂が堆積してしまった為、浚渫工事が行われます。今年度、先行実施された浚渫で岩本川はこうなりました。

7月30日に地元の子供たちを募って実施した「岩本川探検隊」では岩本川には絶滅危惧種を含む多くの生き物が棲んでいることがわかりました。

《岩本川探検隊の様子は▶︎▶︎▶︎コチラ》

また、先日実施された日本河川・流域再生ネットワークの水辺の小さな自然再生現地視察会の第1回に岩本川が選ばれ、日本全国から集まった大学の先生や市民団体の方々からも岩本川の豊かさに評価を得ています。

《小さな自然再生現地研修会の様子は▶︎▶︎▶︎コチラ》

 

第1回住民懇談会振り返り、岩本川探検隊振り返り、浚渫計画説明、小さな自然再生実施例紹介を経て、いよいよ「岩本川未来希望図」を作るワークショップです。

参加者を小グループに分け、大判出力した岩本川の衛星写真図を元に、浚渫後の岩本川をどういう川にしていきたいか、皆さんの希望をドンドン出してもらいます。付箋に希望を書いてもらい、シートにペタペタと貼っていきます。

そして、各グループの未来希望図を参加者全員で大きな車座になって紹介しあっていきます。

各グループごとに希望を紹介してもらいます。

子供が川に降りられるようにしたい、流れに変化をつけたい、休憩スペースが欲しい、花見がしたい、小学校の生徒達にも参加して欲しい、マムシへの対処法を学ぶべき、川遊びのレクチャーをしたい、子供達が遊ぶ拠点を作りたい、すく堆積してしまう土砂のことを考えるべき、管理体制は、等々。

本当に色んな希望が出ました。希望が溢れていましたね。全てを一気にはできないけれど、これだけやりたいことがあるって素敵だなーって思いました。

皆んなで希望を共有したことで、朧げながら何をまずすべきなのか見えてきた気がします。

これを受けて次回12月5日実施予定の第3回住民懇談会では、希望に対してその実現方法の紹介・選定、行政側でやるべきことの役割分担、優先順位など具体的に実施計画を立てていくことになります。10月18日には第2回岩本川探検隊が実施されます。

岩本川に通うたび、岩本川が好きになっていく伊藤でした。

伊藤　匠

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