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2016/07/20

岩本川創遊会 第1回川づくり体験実施!!

執筆者: 伊藤匠 (ガサ男)

伊藤匠


 

遂に岩本川の川づくり体験の日がやってきました!会の名前は「岩本川創遊会」。作って遊ぶ、いいですよね!
扶桑町、百々町の自治区や子ども会への声かけで総勢53人の参加となりました。当初の10人来るかなぁ、といった心配も杞憂に終わり、うれしい悲鳴となったのです。


施工内容は下記の通り。
・場所 今年度に入ってからの浚渫区間 蛇行区間ではないが変化がより感じられる
・内容 1,仮階段の足場組 2,魚の棲家作り 3,落差での魚道作り
・資材 丸石▶︎行政手配 置石▶︎行政手配
・道具 一輪車▶︎会員提供 バケツ▶︎行政備品、会員持参 スコップ▶︎行政備品、会員持参 テント▶︎自治区備品 脚立▶︎行政備品、会員持参 長机▶︎自治区備品 パイプ椅子▶︎自治区備品 ブルーシート▶︎自治区備品 タープ▶︎行政備品 子ども用滑り止め付き軍手▶︎行政手配 川遊び道具▶︎行政備品


初めの会では、受付場所の扶桑公園。保険料として一人50円をもらい、ガムテープに名前を書いて名札として胸元に貼ります。子どもたちは魚取り体験ができるということでタモ網を手に嬉々として集まります。

受付
受付

岩本川創遊会の小野内会長、顧問の豊田市議会議員岩田先生にご挨拶頂きスタート。矢作川研究所の山本さん(ハカセ)から施工内容やスケジュールについて説明があります。

始まりの会
始まりの会
ハカセの説明を聞きます
ハカセの説明を聞きます
ハカセの説明を聞きます
ハカセの説明を聞きます

予想外に大人数になったので、グループ制にして、魚取り体験と川づくり体験を入れ替え制にして実施することになりました。

位置図
位置図

懸念点は昔に設置した蛇籠の針金が川床から突き出ていたりすること。極力除去したけれど、その区間は活動場所から外しました。
初めにみんなでゴミ拾い。何年も溜まっていた土砂のその下には腐った土が堆積していて、腐臭が漂います。護岸には今春孵化したヌマガエルの赤ちゃんがビョンビョン飛び跳ねています。
雨の予報も曇りに変わり、時折霧雨が舞う程度。申し分ないコンディションになりました。

・仮設足場作り

Slide1

来年度には行政による土木工事で階段が設置される予定ですが、それまでの間、川への登り降り用に仮設の階段を作ります。途中までは非常用のはしご、その先は大きな石を置き、その周りを丸石や土で囲んで固定します。はしごから岩に飛び移って川へという感じ。使う岩は既に設置されており、丸石も付近の川床に準備されています。

足場の基礎となる岩の周りに丸石を設置
足場の基礎となる岩の周りに丸石を設置
子どもたちも隙間に土を入れていきます
子どもたちも隙間に土を入れていきます
徐々に形になってきましたよ
徐々に形になってきましたよ
登り降りできるようになりました
登り降りできるようになりました

小野内会長の指示のもと、子どもと大人で丸石を運んで設置してきます。その足場自体が水制工の役割を果たし、流路に変化をもたらすことも想定しています。

 

・魚の棲家づくり

Slide2

浚渫によって植生のない、だだっ広い姿になってしまった岩本川。多くいた生き物は上流・下流に避難していることでしょう。ここに、たくさんの生き物が戻って来られるよう隠れ家を作ります。石の隙間や下流できる砂州や淀みに生き物が棲めるように。

岩本川は三面コンクリート護岸ではなく両サイドの二面護岸。河床はそのまま土となっています。これはせめてもの救いです。子どもと大人でスコップを持ち、河床を掘ります。

濁って見えないところを掘る難しさ、水と一緒になった土の重さ、ぶち当たる石の多さ、みんなで悪戦苦闘して掘削作業をします。30センチ程度掘ったところで、準備されている丸石を運び、掘削場所に設置していきます。小さな子どもは小さな石をヨイショと運び、エイッと投げ入れます。水が飛び跳ねても今日は誰も怒りません。それが嬉しいのか何度も何度も挑戦しています。

杭で示された箇所を掘ります
杭で示された箇所を掘ります
掘った場所に丸石を入れていきます
掘った場所に丸石を入れていきます
子どもも持てる大きさの石を運びます
子どもも持てる大きさの石を運びます
深くなったところに丸石が沈んでいます
深くなったところに丸石が沈んでいます

「いろんな生き物が棲むといいねぇ」「魚が増えたらこのポイントで釣りをしよう」「みんなが作った内緒のポイントだね」「ウナギを採って食べようか」「明日からここの様子をちゃんと見ておいてよ」

子どもたちにも役割を持ってもらい、当事者であることを感じてもらいます。明日からの登下校、子どもたちがワイワイと川を覗き込んで歩く姿が見られるといいな。

 

・魚道づくり

Slide3

落差のあるところに、魚が徐々に遡上できるよう休憩できるプールを作って魚道にします。ここは重労働且つ難しいので、石積みの専門家の指導の元お父さん達がメインで担当してもらいます。

川の真ん中部分だけ再生しても、上下流との回遊性がなければ、生き物が移動できず多様な生き物が棲めません。岩本川にも幾つか落差があり、今後、それらの落差も対象にして緩傾斜化をできたらいいなと思います。

石積みは誰しも川でやった経験があると思います。丸く囲んでプールにしたり、その中でスイカや飲み物冷やしたり。ちょっと積んでみるだけで、水位に差が出てくるのが面白いですよね。特に男の子は工作魂をくすぐられるんじゃないでしょうか。それをただ積むのではなく、科学的に予測を立てて積んでいくのは、やはり相当に面白いらしく、大人たちなんだか楽しそう。明日の腰が心配です。

生き物が回遊できるように
生き物が回遊できるように
専門家にアドバイスをもらいます
専門家にアドバイスをもらいます
なんだかそれらしくなってきました
なんだかそれらしくなってきました
子ども達の後方支援、助かります
子ども達の後方支援、助かります
隙間に砂利などを詰めていきます
隙間に砂利などを詰めていきます
中々いい感じです
中々いい感じです

・魚取り体験

作業ばかりでは子どもは退屈でしょうから、作業区間上流のまだ浚渫をしていないところでガサガサです。採れた子もそうでない子もいましたが、自然相手ですからそうであってしかるべきですね。最近の雨の影響か、アユを採った子が!! すごい!!

次回8/20は川遊びメインの岩本川探検隊。たくさんの子どもたちが集まってくれるといいなと思います。

この日のために岸辺の草刈りをして頂きました。感謝です
この日のために岸辺の草刈りをして頂きました。感謝です
みんなでガサガサ
みんなでガサガサ
子どもたちでも降りられるように竹で手すりを作ってもらいました。感謝です
子どもたちでも降りられるように竹で手すりを作ってもらいました。感謝です
何がいるかなぁ〜
何がいるかなぁ〜
お、なんか採れたかな?
お、なんか採れたかな?
ザリガニゲット!!
ザリガニゲット!!

DSC_0079

DSC_0214

探検隊3チラシ

 

それぞれの箇所はどうなったかというと、、、

魚道作り
魚道づくり
生き物の棲家作り
生き物の棲家づくり
足場づくり
足場づくり

時間に限りがあったためすべてはできなかったけれど、初めての試みで誰もが初心者の中で、いい感じにできたのではないでしょうか?

やっとできた実作業。会のメンバーも参加した子どもたちも川づくりってこう言う事か、と実感できたのではないかと思います。やっぱり、実践してみることですね。そうなって初めてみんなが同じステージで議論ができます。

子どもも大人も、自分が作業した場所がどう変化していくか気になるはずです。そうやって関心を持って川に目を向けて言って欲しいですね。大雨時には流されてしまうかもしれないし、うまく機能して生き物が棲みつくかもしれない。いずれにせよ、今後何度も検討を重ねて試行錯誤していくことになるでしょう。

DSC_0166

岩本川の川づくりは、こうして大きな一歩を踏み出しました。これからも着実に進めていけたらと思います。参加された皆さん、協力いただいた皆さん、お疲れ様でした!  どう変化してくるのか楽しみだ!!

伊藤 匠

 

岩本川 ふるさとの川づくり事業 Facebookページ
▶︎ https://www.facebook.com/岩本川-ふるさとの川づくり-735514346558749/?fref=ts

伊藤匠
伊藤匠(ガサ男)が書いた記事

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