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2016/06/22

流域Kids 〜生き物から知る流域環境学習 第2回上流の生き物

執筆者: 伊藤匠 (ガサ男)

伊藤匠


 

第2回は、第1回源流探検の場所から少し下ったところから開始。流域Kidsでは徐々に川を下っていきながら開催されるのです。

第1回目の模様はこちら ▶︎ http://clearwaterproject.info/2016/06/13/2519

第2回目の位置はこちらから ▶︎ http://www.aqmap.info/ui/map/map#890654467
※PCにて閲覧してください。スマホからだと正しく表示されない場合があります。

今回は日本のスーパーカー、軽トラも。
今回は日本のスーパーカー、軽トラも。

生憎の雨天でも決行です。環境学習をするのに雨天を避けるにはいきません。ましてや、山に降った雨が集まって川となり流域を形成していることを学ぶのですから。どうせ濡れるんですから。豪雨や荒天の場合は仕方ありませんが。

前回は流域とは何か学び、自分が何流域に住んでいるかを学びました。帰って家族にちゃんと説明できたかな? 僕たちは名古屋市に住んでるけど、本当は庄内川流域に住んでるんだよ!って。

今回は第1回に上った場所を目指して遡上していきます。第1回との違いを意識して。

雨でも元気。
雨でも元気。

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腰まで浸かってます。
腰まで浸かってます。
で、もう泳いでる。。
で、もう泳いでる。。

川を進みながら、明らから生き物が多いのがわかります。ヨシノボリ、チチブ、ドンコなど。そしてそして最も多いのがウシガエルオタマジャクシ。もうウジャウジャいる。一歩踏み出すとまっくろくろすけのようにゾワワワ〜と蜘蛛の子散らすのではなく、カエルの子を散らすように巻き上がります。

ウシガエルオタマジャクシ。大きい。
ウシガエルオタマジャクシ。大きい。

他の生き物は好きなのに、ウシガエルオタマジャクシは嫌いという子どももいて、捕まえて放ってやると悲鳴をあげて逃げていきます。これが楽しい。

いろいろと採れる。
いろいろと採れる。

第1回の教訓から子どもたちも動きやすい、泳ぎやすい格好になっていて、よりアグレッシブに遊んでいる。でも今日はちょっと寒い。

ターザン。
ターザン。
子どもたちにもいろいろある。コツコツ型、集中型、ワイワイ派。
子どもたちにもいろいろある。コツコツ型、集中型、ワイワイ派。

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生き物が多いということは、採ってばかりいるということで、中々前へ進みません。そんなことを予想して、距離は短めに設定。じっくり生き物を探しながら進むのです。

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採った生き物はペットボトルに入れて持ち帰る!
採った生き物はペットボトルに入れて持ち帰る!
賑やか。
賑やか。
脱皮直後のサワガニを見つけ、フニャフニャだーって見せに来てくれました。
脱皮直後のサワガニを見つけ、フニャフニャだーって見せに来てくれました。
見えにくいけど、色々入ってます。
見えにくいけど、色々入ってます。

川から上がると、採れた生き物をペットボトルに入れ替えたり、講師たちが採った生き物を山分けしたり活況を呈します。金魚の餌で飼育できるのはどれだ、これは何を食べるなど、矢継ぎ早に質問が出ます。結論、今日採れた生き物は全てアカムシで対応できるとのこと。

着替え中なのに、競りに参加しにくる。
着替え中なのに、競りに参加しにくる。

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今回のフィールドは第1回とは明らかに違います。両岸には水際まで草が繁茂しています。川底も少し苔が付いている感じ。また周囲には田んぼなどの農耕地が見られるようになります。

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そして、最後にマイクロバスの中でまとめをします。生き物図鑑に前回採れた生き物と今回取れた生き物をチェックして、その種類や数を比較します。

何が採れたんだったかな?
何が採れたんだったかな?

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メモメモ。
メモメモ。

第1回で採れた魚は4種類。今回は倍の10種類でした。チチブやオタマジャクシ、ヤゴ、ミシシッピーアカミミガメなど、水中のプランクトンや水草、水生昆虫などを食べる生き物が増えたのです。源流部は水が透き通り、冷たすぎるので川の中には餌はほとんど無い。だから、生き物にとっては棲みにくい。落ちてくる虫などを食べるのに適した魚しか棲めないのです。

この短い区間になぜこれだけの違いが出るかというと、途中にキャンプ場があったり、耕作地があって、そこから流れ出る廃水で川が「良い汚れ方」をしているためなのです。汚れには良い汚れと悪い汚れがあって、合成洗剤や農薬など生き物を殺してしまう汚れは悪い汚れ。ここの川では透明度は若干下がるけど、底辺の餌が育つ養分となる良い汚れ方と言えます。

ウシガエルなどは特定外来種だけれどあれだけの生き物が棲めているということは、生き物にとっては棲みやすい、餌が豊富でだいうことなのです。

そろそろ、流域に人間の営みが関わってきましたね。次回は7/2。ため池を探検します。

伊藤 匠

 

【 参考サイト  】
・AQMAP 水辺問題を見える化する  http://www.aqmap.info/
・カワサポ 流域環境団体を支援する https://www.kawa-supporters.net

伊藤匠
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