CWPブログ

2024/07/21

環境学習【森林編】開催しましたー!

執筆者: 岡本亮太 (たんたん)



普段は川や流域に関する活動をしている私たちClearWaterProjectとして、初めての挑戦です。

これまでも、川や山での環境学習は実施してきています。

たとえば、川はこちら。https://clearwaterproject.info/2024/06/13/7308
山はこちら。https://clearwaterproject.info/2022/07/28/6527

じゃあなにが初めての挑戦なのか、というと、地域の方に講師となっていただいて、プログラムを実施することが初めてなのです。
「川と山の関係性」「山と海のつながり」これらを体感してもらえる環境学習プログラムを、今年度は全4回、弊社団が運営する新城市のキャンプ場”リバーベース塩瀬”をハブ・会場として、新城市内の山や川を舞台におこないます。
これまでは弊社団自身で、自分たちで考えたプログラムを行ってきましたが、リバーベース塩瀬という拠点があることで、もっと地域の方と、地域の魅力や課題を一緒に掘り下げていく、伝えていく、盛り上げていく、という想いや願いも有り、今回の企画に辿り着きました。

4回の活動を通じて、全体として、森と川の大切さや恵みを感じ、自分に何ができるかなーと感じてもらえると良いなと思っています。

7月20日(土) 1回目は、森林編を開催しました。
講師として、新城市で林業を営む合同会社新城キッコリーズの田實さんこと”タジー”と、柴田さんこと”しばけん”さんに担っていただきました。(森の中とこのブログでは、リスペクトと愛をこめて、愛称で呼びます)

山と川の関係性ということで、最初は水源涵養のおはなし。
タジーお手製の水源涵養教育ツールがこちら。
これ本当に、とても素晴らしく、わかりやすく、こちらも感動しました。

「なんで森って、あるの?」という、チコちゃん的問いに対して、答えがズバッとわかるのがこの装置です。

左が森がなくて土しかない(言ってみればハゲ山)、右が森がある、それぞれを比較するわけですが、これはぜひ体験してもらいたいので、一部始終をここで掲載するのは、あえてやめておきます。
ぜひ間近で見て、その感動と共に、森の大切さを留めてもらいたいです。(てことは、またこの企画を来年もやるってことです^^)

でも、「なんで森って、あるの?」の答えは、ひとつじゃないんですよね。
森の役割/機能は、8つあるよ、なんていわれます。https://mori-zukuri.jp/foresapo/yutaka

水源涵養だけが(人間にとっての)森の役割ではなくて、やすらぎとか癒しとか、そういう面もあるので、人間の五感を使いましょ、ということで

クロモジという木の匂いをかいでみたり

モミの木を”もみもみ”してみたり

森から流れ出る水の音を聞きながら歩いてみたり

木に触れて、木がたくわえる水をたしかめてみたり

ただ聞くだけではなくて、実際に体や感覚を使って体験してもらえたことで、森の大切さ、森と川の関係性など、タジーとしばけんのおかげで、参加者の皆様にも、こちらが意図したものをしっかりと受け止めてもらえたのではないかと思います。

くわえて、こちらが意図したものがもうひとつ。
山と海のつながりです。一見すると、それらは離れた関係性ですが、川というものがハブになって、山と川がつながり、その水が海へ流れ出ます。
その水とともに流れ出るのが、「ごみ」です。

私たちClearWaterProjectは、海ごみ問題に取り組んでいます。https://clearwaterproject.info/2024/05/30/7253

海ごみという言うけれど、海のごみではなくて実は陸から来てごみが海に堆積しているのが8割という事象を考えると、森に大雨が降って川が増水すると、実はごみも一緒に流れてしまっている、ということもあります。

そんなお話させていただき、当日の最後のミッションは、山でごみ拾い。
こちらからすると、参加者の皆さんが意欲的かつ能動的に、森の中でごみ拾いをしてくださる姿や意識を見て、泣きそうでした。こんなに真剣にごみに向き合ってくれるなんて(涙)

山の中にこんなにごみあるの?と疑ってしまうくらいの量でした。
そして、その多くが、ビールやお酒などのビンや缶、というのを見ると、大人が捨てているんですよね、それをこうして”環境学習”という場で拾うのは、こどもたち。

山の中だけの話ではないけれど、ごみ問題に取り組めば取り組むほど、大人として複雑な気持ちになりますね。

「なんでこんなにごみあるの」「なんで捨てんねん」なんていう発言も聞かれました。

結局は、ごみ袋3袋分もの大量のごみが回収することできて、それはつまり、それだけ『ごみが海へ流出することを防げた』ことにも繋がり、今回の皆様のアクションは、環境にも地球にも、新城市、塩瀬地区にとっても意味と価値がある貢献をしてくださいました。感謝!

わたしたちClearWaterProjectは、主に川を舞台に活動しています。

川がハブになり、山の水や癒しなどの恵みを享受することができる。人間も生き物も、その水の恩恵にあずかり、生きることも、営むこともできる。
川がハブになり、山のごみが海へ流れ出る、それを止めるか、止めないか。(そもそも論はまた別として)

ご参加いただいた方の反応を見ていたら
川に重きを置いて活動する自分たちが、ハブになって山のことも、海のことも、つなげて、伝えていく必要性や責務を改めて強く感じ、ハブの重要性も再認識しました。


今回は、リバーベース塩瀬を楽しむというよりは、そこをハブとして地域に目を向ける、地域の人と一緒に環境や社会について考える、という機会でした。
目を向ければ、そこには、面白さも課題も、たくさんつまっています。

主に川の活動に取り組む法人として、どんなメッセージを伝えていきたいのか、リバーベース塩瀬という拠点をどう生かすか、色々な意味で、「ハブの役割」を強く考えさせられた一日でした。

今回の実施に当たり、こちら側のやりたいことや想いを汲んで、ご理解とご協力をいただきました講師、地主、地域の皆様にはこの場を借りて改めて感謝申し上げます!
参加者の皆様にも、無事に終えたこと、スムーズな運営ができたことへのご協力に感謝申し上げます!

7月21日の中日新聞さんに掲載いただきました。

本プログラムは、あいち森と緑づくり税を活用した事業であり、令和6年度あいち森と緑づくり環境活動・学習推進事業対象事業です。

岡本亮太(たんたん)が書いた記事

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