2014/04/20

愛知県多自然川づくり見学ツアーリポート　-仁王川編-

執筆者： cwp

「愛知県多自然川づくりツアー天白川の事例、岩崎川の自然が作った景観美、籠川と豊田市の太田川についてお伝えしました。

最後のレポートは豊田市の仁王川。自然の大きな石で水際をホボする巨石張工や、小さな段差をいくつも作って魚が遡上できるようにしたり、生き物にやさしい川づくりを見学しました。

上流と下流の景観をそれぞれ楽しむ

仁王川は里山の風景と川が共存しています。

細い小川。自然に見えますが、こうなることを計算して設計されています。
人為的に作ったとは思えませんね。

魚が産卵したり、遡上しやすいような岩の配置。水も透き通っています。

山桜と川。

てんとう虫もいました。

見た目わからないけど・・・自然の石と人口石は工事費もぜんぜん違う！

上流の方へ向かうと、滝がありました。実はここで使われている石、
上はコンクリート製、下は掘り出した時に出てきた自然の石なんです。
見分けはつきますか?

コンクリート製

自然の石

やっぱり自然の石で作られたほうがいい感じですね。
実は工事費用にも影響していて、自然の石はコンクリート製の4分の1の費用なんです!

すごい差です。

河川工事の時、土を掘り返すと石が沢山出てくるので
これの中で使えそうなものを取っておくことで、自然な材料がコストをかけずに手に入るそうです。
自然の石は年数が経つと苔が生えたりして、自然のよさが味になるところも魅力ですね。

いかがでしたか?
かなりなが～いレポートになりましたが、川の景色は流れている場所ごとにまったく違います。
生えている植物も住んでいる魚も、その周りの景色も。

こうした風景を願って、人が自然の力を最大限に活かす多自然川づくりの現場を見せて頂いて、
多自然川づくりの事業で、自然がもっとよみがえったらいいなと思いました。

そしてとってもミーハーなことをいうと、「こんなにステキな川なら、もっと行きたい」とも。

なかなかほっこりするのにピッタリなロケーションってどこなのか、実は情報が薄かったりします。
今、そんな悩みを解決するようなサービスを企画して制作しているので、楽しみにしていてくださいね!

詳細はまた徐々にお伝えしていきます!

関連投稿:

1. 愛知県多自然川づくり見学ツアーリポート　-籠川編-
2. 愛知県多自然川づくり見学ツアーリポート　-岩崎川編-
3. 愛知県多自然川づくり見学ツアーリポート　-大田川編-　
4. 愛知県多自然川づくり見学ツアーリポート　-天白川編-

cwpが書いた記事