2014/04/11

愛知県多自然川づくり見学ツアーリポート　-天白川編-

執筆者： cwp

こんにちは。CWPの北村です。 みなさん、多自然川づくりという言葉はご存じですか? これは「洪水防御とともに自然環境や景観への配慮をともに行う河川整備手法」のこと。 植物が育ち、魚などの生物も住めて、そこで暮らす人たちの憩いの場に鳴るような川を作っていく取り組みのことです。 愛知県でこのような多自然川づくりが行われている場所を、「愛知川の会」の近藤さんに案内してもらいました! 巡った場所は
1．天白川
2．岩崎川
3．籠川
4．太田川
5．仁王川
の5つ。 今回は、名古屋市の天白川の川づくりの様子をご紹介します！

川に魚が戻ってくるように。ビオトープを製作中

天白川は歩道が整備され、川の周りではランニングする人、散歩する人などがたくさんいました。 桜並木になっていて、のんびり花見をしながら川を歩くことができるような空間でした。

これは遊歩道からみた天白川の景色。

土手に降りてみました。

川沿いを歩くととっても気持ちがよかったです！

現在このような工事の看板がありますが、現在ビオトープを作っています。

大きな池を作って、魚が住める場所、子どもたちが水の中に入って遊べる空間を目指しているのだそうです。 天白川の近くに住みたくなりますね。

川沿いの植物と、天白川の林

川沿いにはたくさんの桜が植えられていました。 近藤さんによると「本来、根を生やして堤防を強くするという目的で木を植えています。しかし、桜は平地に育つ木で、こうした土手に植えると土地を揺らしてしまうのであまり好ましくないのですが、日本人が好む景観として桜は外せないようですね」とのこと。たしかに桜と川の組み合わせは、落ち着くのですが、機能的には微妙な部分もあるんですね。

しかし天白川は地元の方の思いが強い場所で、ずっと前からこうした多自然川づくりの要望を出されていたのだそうです。木々の手入れなども地元の方のおかげでとてもキレイにされています。気持ちがいいと感じるのは、こうした方たちのおかげなんですね。 ここまできちんと川づくりを地元主導で行うのは、全国でも珍しいケースなのだそうです。 工事をしている場所の近くに雑木林がありました。土手に林があると、またリラックスできてステキですね。 当たり前のように見ていた川の景観の裏には、たくさんの人が関わっていることを知りました。 次回は日進市の岩崎川のリポートをお届けします！ ここは自然に出来た景観美が素晴らしい場所でしたよ。

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