2014/04/17

愛知県多自然川づくり見学ツアーリポート　-岩崎川編-

執筆者： cwp

こんにちは。CWPの北村です。 先日「愛知県多自然川づくりツアー」天白川の事例をお伝えしました。

今回は日進市の岩崎川の事例をご紹介します。 岩崎川は多自然川づくりの取り組みとしてではなく、自然が作り上げた見事な川の曲線美と、周辺住民の活動の活発さが素晴らしいところです。ここでは美しい小川の景観を楽しめる穴場スポットですよ。

この川の蛇行を見よ！

案内いただいた場所は岩崎川の土手。この辺りは特に開発をしたわけではなく、自然が創りだした小川の景観を見るために来ました。

注目ポイントは「自然が創りだした川の蛇行」。多自然川づくりでは、川の蛇行を作り出すために設計することもありますが、ここは人為的なものが一切なく、川の曲線美が生み出された場所なのだそうです。 岩崎川が作った、美しい川の蛇行3連発をお楽しみください。

実は川を設計する時は直線なのだそうです。土が流れて水が流れるコースが変わって、こうした曲線が何年もの時間をかけて自然にできるのだとか。 実は私達が「川の景観に求めているもの」がこうした曲線美。 川の絵を書いてみてと言われたら、たぶん、蛇行した川を描く人も多いと思います。 たしかにイメージしている川そのものでした。 もちろん、川の中に入って行くことも出来ます。子供と一緒に遊べるスポットですね。

川エビがいました。捕まえられませんでしたが魚も生息していましたよ。

住民の景観づくりも楽しい

毎年住民の方が植樹をしているそうです。さまざまな種類を植えているのは、どの植物がここではよく育つかを観察するため。今年の2月に行われた植樹は、ちゃんと苗木には名前が書いてありますね。

これが5〜7年経過した植樹の育ちぐあい。

大きくなっています。何年かすると川との景観によりマッチした木々の風景が見られるかもしれませんね。

ちなみにこうした美しい場所を見ると、ついつい遊びたくなりますが「近隣住民に迷惑をかけない」ことを前提にすれば、だれでも自由に川で遊べます。

ゴミの持ち帰りは当然ながら、BBQや花火は火をつかうのでできればこの辺りは避けたほうがいいかも。 どうしてもという方は河川を管理している行政機関に電話して確認してみましょう。 オススメはタープを貼って木陰を作って、お弁当を持ってのんびり川で魚取りや植物見物を楽しむこと。 読書なんかも癒やされそうですね。 次回は豊田市の籠川をご紹介します！

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