滋賀県愛知川 渋川の簡易魚道撤去日2023年(2024年2月17日)
執筆者: 瀬川貴之 (ウマヲ)
2023年10月21日(土)、3年目の簡易魚道作りを実施し、今年も見事ビワマスが遡上、堰堤上流側に卵を産みました(産卵床は前年とほぼ同様の26床確認)。そのさらに上流のメンテされず詰まって流れていなかった常設魚道も行政側で動いて頂き再び流れ、2段の堰堤をビワマスが超えていくことが確認できました!
さて、そんな設置で良い感じなのですが、簡易魚道、と名付けているのは、河川は何か構造物設置する場合は「河川占有許可」なるものが必要で、各河川の管理部署で承諾必要なのですが、出水期、非出水期 という、要するに雨が多く川の水が多い時期、少ない時期、によって許可難易度が違うのです。
で、上記の簡易魚道は、非出水期の秋~春(滋賀県は10/16~6/15)しか設置が認められず、外さないといけないのです。
なので、今の簡易魚道作りの位置づけは、実績を見せて、価値があるので常設の魚道つけてください、というためのもの。
とりあえずそんな裏があるため、2024年2月17日(土)、3年目の簡易魚道の撤去を行いました。
今年は撤去も40名強集まって頂き、1年目の10人未満でやっていたころを思い返すと感慨深いです。皆さんご協力ありがとうございます!!
後はライブラリー形式で。
4か月で魚道にも結構な砂が溜まっており、常設時にはメンテの必要性を感じたり、人数多いとさすがに1時間半ぐらいで終わるんだな、とか今年もいくつも気づきがありました。
来年ももう一年簡易魚道設置実施し、常設魚道設置に繋げていけるよう行政に働きかけ続けたいと思います。
産卵床の数から、常設魚道作ったらビワマスだけでも50年間9億円ぐらいの経済効果が試算出来たので、鮎とか上流のキャンプ場との絡み考えると十分な公共費用対効果あるのですぐ作ってくれればいいんですけどね。
滋賀県愛知川 渋川にて市民で魚道を造る!2022年22/10/19
2022年10月16日(日)、滋賀県にある 愛知川漁業協同組合( 以下愛知川漁協)管轄の渋川にて、簡易手作り魚道を造ってきました 昨年、見試しということで、三方良し基金により滋賀県東近江SIB...
川釣り(=内水面の釣り)に関し、内水面活性化提言活動を開始しました22/09/09
電子遊漁券販売プラットフォーム「つりチケ」の営業を通して、全国約800強ある内水面漁業協同組合(以下、内水面漁協)に、のべ1000回以上訪問してきた中で、川(=内水面)の釣り環境や、水産資源管理主体...
蒲郡市小学校で環境チャレンジ(学習)22/05/17
本日、蒲郡市で小学校4年生対象に実施している「環境チャレンジ」に講師として参加しました。講師と言っても、フィールド観察のお手伝いみたいなものですが。 最初は座学で三河湾の竹島周辺で捕まえられる...
滋賀県愛知川 渋川にて市民で魚道を造る!その221/11/30
本日は滋賀県愛知川漁協管轄の渋川に、魚道作りパート2行ってきました。前回からの続きで、上流側の川から水を受ける部分を作るのと、魚道となるU字溝を繋げるための単管設置して、繋げて、折り返し地点用意して...
滋賀県愛知川 渋川にて市民で魚道を造る!その121/11/07
本日、滋賀県にある 愛知川漁業協同組合( 以下愛知川漁協)管轄の渋川にて、魚道の見試し活動に行ってきました。 元々の始まりは、愛知川漁協の村山組合長が、つりチケを導入してくれたところからの関...
Youtubeで川に関して24時間ライブをしてみた【機器編】18/11/14
2018年10月27日土曜日、愛知県岡崎市にある菅生神社にて、とある前代未聞のイベントが実施された。 イベント内容は、川について語りつくす。 イベント時間は 10月27日12時から、10月28日1...
東三河海岸漂着物学習セミナー15/11/08
今日は、カワサポ登録団体である「生き物探検部」の宮田氏と共に、蒲郡市の海岸で愛知県東三河漂着物学習セミナーでした。これまで晴天続きだったのに、なぜか今日から天気は下り坂。 生憎の天気となりました...
木曽三川流域での「生態系ネットワーク」の形成を目指す、「木曽三川流域生態系ネットワーク推進協議会」15/02/01
CWP瀬川です。 2015/1/29に、木曽三川流域生態系ネットワーク推進協議会 の会議機関である 「木曽三川流域生態系ネットワーク協働による推進手法検討会議」の委員として参加させて頂きました。 ...