2017/11/17

固いクルミを上手に割って美味しく活用する方法

執筆者： 永田みゆき (エクセル)

 

これは、山梨県小菅村の美味しい鬼グルミです。

 

そしてこれは、鬼グルミにあっけなく敗北したキッチンばさみです。

ええ、固いとは聞いていたんです。

ちゃんとしたクルミ割りじゃなきゃ無理だよ、と忠告されていました。

でも我が家にはそんな立派なものないし、だけどどうしても食べてみたかったから、キッチンばさみでトライしてみたんです。

結果、上の写真のとおりあっけなく……。

 

しかしこんなことでは諦めません。

このクルミを買ってきてくれたCWPスタッフ岡本の助言に従って、まず、クルミを一晩水に浸して、それから乾煎りしてみました。

そして百均の金槌で、えいっ！！！

うーん、、、固い……。

何度もゴンゴン叩いてみてやっと少し穴が開いてきたけれど、あんまりやるとご近所に騒音でご迷惑かけてしまいそうで、とうとう諦めました。

翌日、事務所に行ってみると、なんとちゃんとしたクルミ割りがあるではありませんか！！

週末の間に、岡本が事務所用にクルミ割りを取り寄せていたのです。

早速トライ！

割れました！！！

使ったのは、古澤製作所の和くるみ割り器。

ネット検索で一番評判がよかったのでこれを取り寄せたそうです。さすが威力抜群。

和くるみ割り器にセットで付いていた「ほじくるみん」を使い、殻の中から実を取り出して、生のまま味見。

小菅村のくるみはしっかりした味で、生でも十分美味しいです。

これを軽く炒って塩をぱらりと振ったらお酒のおつまみにもバッチリ。

また、炒ったあとにすり鉢ですりつぶし、砂糖と味噌を加えてクルミ味噌にして、搗きたてほやほやのお餅につけて食べたらもう最高！！

 

このクルミは岡本がカワサポの営業で小菅村を訪れた際に手に入れてきました。

こんなに美味しいクルミがこんなにたくさん入って３００円とは、小菅村ってなんていいところなんでしょう。

 

ところで、クルミには食べる以外の活用方法もあるんです。

クルミの油を利用して木材を磨き上げると、とてもしっとりした良い仕上がりになります。

去年はカワサポの支援をして下さった方に贈る「ありがとうギフト」として制作したカッティングボードを、クルミの油で磨きました。

ちなみに、今年も「ありがとうギフト」を検討中のためにクルミを手に入れてきました。食べるためじゃないんですが、どうしても食べてみたかったので味見させてもらったという次第です。

 

さて、クルミの油でどうやって磨くかというと、まず、割ったクルミをガーゼでくるみます（ダジャレじゃないですよ！）。

この写真では殻も一緒に写っていますが、食べるところだけを取り出してガーゼで包みます。

そしてガーゼの上からトンカチなどで叩くと油が染み出すので、それを木材に塗り、丁寧に磨き上げるのです。

クルミの油ですから、こうしてカッティングボードに使っても安心です。

ありがとうギフトのために買ってきたクルミですが、新事務所のテーブルを磨こうという話も出ています。

そして余ったクルミはスタッフが美味しく頂くことに……どうかたくさん余りますように。

 

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