街ゴミと海ゴミの関係性ってなに?
執筆者: 岡本亮太 (たんたん)
海ゴミをどうにかしたいなと思って、模索したり、拾ったり、活動をしています。
「海ゴミといっても、陸からのが8割」という話をするわけですが、そうすると陸のゴミがなんで海にたどりつくのか、行ってしまうのか、という話になります。
陸のゴミ、というのは、普段わたしたちが生活しているこの街のゴミのこと。
海ゴミの活動において、実は、街のゴミに関する取り組み、考え、アプローチってのは、結構大事だと思っております。


上の二つの写真、出来事ってのは「人間とか個人」の話だと思います。
そうしたら、こういうのはどうでしょう?

これは「社会」の話のような気がしますね。
ゴミの問題に私が取り組んでいるのは、SDGsが『環境・社会・経済』の問題を包括的に考えることだとよく言われるなかで、ゴミの問題がまさにそうだと思うから。
人間の価値観やライフスタイルという根底にあるものが土台になりつつも
ゴミの問題:環境
ごみを捨てる場所や捨て方など:社会
ごみをリサイクルすれば・・・:経済
簡単に言うと、ゴミってSDGsでとらえる視点の全てが満遍なく詰まっているような、そんな感覚です。
だからこそ、奥深いし、取り組むべき課題だ!って個人的には思うのです。
この日は、1時間くらい川沿いを歩いて拾ってみると

『川沿いに捨てられた、タバコの吸い殻』
これがなぜここに捨てられたのだろうと考えてみると
川沿いを散歩しながら気持ちいいなと思ってタバコを吸って携帯灰皿が無いから火を消したらポイっとしたんだろう
という想像に至ったわけですが、川を散歩すること自体は気持ちいいという発想が川を舞台に活動するCWPの人間だからそうなるのかもしれないけれど、本当にそうだとしたら、川沿いを散歩することは気持ちいい=それはとても良いこと。そうやって思ってくれる人を増やせると良いなと思って活動している私たちに、そう思ってくれる人がポイ捨てをしなくなるにはどうしたらいいんだろう、って繋がるわけです。
そこにCWPにしかできないことが、もしかしたら、あるのかも、、、しれないですね。(あるはずだと信じることも大事ですね^^)
この日の成果はこちら。

これらが川に流れて、そのまま海へ行くと、海ゴミと呼ばれるわけですね。
街のゴミに対して、個人として、社会として、できることはなにがあるのでしょう???
そんな答えのない問いを問いかけること。
企業研修等でSDGsについて深めたい方々、街ゴミ・海ゴミでのワークショップいかがでしょうか。
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