【それぞれの学び】地域と流域フォーラム(カワサポ交流勉強会)
執筆者: 岡本亮太 (たんたん)
9月29日、30日に開催した、地域と流域フォーラム(カワサポ交流勉強会)には、私たちClearWaterProject(CWP)のスタッフも参加して、参加者の皆さんと一緒に学ぶ機会となりました。
フォーラムのテーマである【巻き込む・乗っかる】は、各自が担当しているサービスや、今後のCWPのあり方などにも重要な発想であると思います。
そこで、各自が参加してみて感じた
【キーワードやポイント】
【今後の事業や生きる上で、これをやっていきます】
この2本立てで、各自の学びや気付きを紹介していきます。
森川 拓史
【最初のひとりになる】
山田さんの話に出た「自分が最初の一人になる」という意識を持つことがまず大事なんだと気が付きました。
自分が最初の一人だとしたら、どんなサービスが使いたいか?を考えて、担当している【川遊びマップの機能を追加しよう】と思います。
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西山 宗一郎
【SNSの使い方】
印象に残っているのは2つ。
1つは山田さんのお話の中で出たSNSの使い方。ただ投稿するだけ、ではなく、個別でもイベントに参加してほしいと伝えること。もう一つはカヤックさんのブレストカードの面白さ。カードを使うことで突拍子もないアイデアが出ること(参加者はわかるかも「ひふみん」)が印象的でした。
今自分が携わっている、豊田市キャンプ場の仕事( https://www.kawa-asobi.net/topics/20181004_7801 ) で、まずは【SNSの使い方を実践していこう】と思います。
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矢吹 賢
【自分のことをPRするときは他人に書いてもらった方がいい】
山田さんが話したこの件を聞いて感じたのは、「確かに!」ということです。
いま自分が担当しているのは、つりチケです。
つりチケのPR、漁協さんのPRをどう自分たちですればいいか考えていましたが、自分でPRするより他人にPRしてもらった方が信ぴょう性やいろんな側面からのPRができるなと思ったからです。その方が拡散もしやすいかなと思いました。
【つりチケマガジンでつりチケ導入漁協のPRをする。つりチケのPRは他の方にどんどん書いてもらうための依頼や工夫をする】
※つりチケマガジン: https://magazine.tsuritickets.com/
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越澤 広幸
【人を巻き込むのではなく、勝手に巻き込まれに来る人を増やす】
N=1のような個別にアプローチする方法の場合はよいけど、もう少し進んだフェーズで不特定多数を集めようとした際、興味を持って巻き込まれに来た人の方が熱量がある為、自分たちにとって協力してもらえる可能性が非常に高いと感じました。
つりチケで言うなら、ひたすら広告使ってユーザをかき集めるより、つりチケが素晴らしいのでつりチケを知ったユーザが勝手に広めてくれる。という状態を目指したい。
「巻き込まれる人を増やす」というよりは「覗きに来たくなるような状態を作る」って感じかなぁ。
まずは【自分にできるアウトプットから始めよう】と思います。
目標は週にQiitaを1記事書くこと。
https://qiita.com/organizations/creato
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三沢 良太
【巻き込む・乗っかる】
今回のテーマである<巻き込む・乗っかる>自体について改めて考えさせられました。
活動に関して、他人と関係して解決しようとする手段をあまりとってきたことがないので、今回その手法の指針を聞けたのがよかったかなと思います。
2日間を通じてどちらも「動かないことには何も始まらないという」メッセージが共通してあったと思うので【わたし動きます】
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伊藤 匠
【ブレスト】
これまでプレストやアイディアフラッシュとか言われるのあんまり好きじゃなかったけど、2日目に創遊会のみなさんとやったブレストカードを使ったブレストは楽しかった。ブレストカードなかなか良いつツールだなあと思いました。
これまではCWPが企画したプログラムを実施するということが多かったので、次回の岩本川探検隊の企画打ち合わせでは、いろんなアイデアを出せるように【ブレストカードを使ってプログラムを考えます】
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中谷 圭吾
【PDCAをまわす】
自主自立を掲げてここまできた会社の中で、人も増えてきて、これからいかにチーム(プロジェクト単位や会社全体)として力を発揮できるようにするか?が最近の自分が考えているテーマでした。
山田さんの話の中には、具体的な実践例や手法として、自分の今までの経験や最近学んでいるスクラムにもヒットするものが多く、会社内の色々なところにPDCAを埋め込もうと思っていた自分を勇気付けてくれるものでした。
小さな単位で、モヤモヤを解消するための【仕掛けをルーチン化して会社内に埋め込んでいこう】と思っています。
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田中 五月
【記録する】
nanodaの山田さんの話がとても気づきになるものでした。
自分の中では、「記録する。PRするのではなく、やっていることを淡々と記録する」というのが一番響きました。
現在の自分の状況を見ても、いろいろと事業には携わっているが、ほぼ記録していない。
もう少し【動きを記録して、周りを巻き込むスピードをあげる】きっかけとしたい。
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可児 佳寛
【ブレストの力】
僕は特にカヤックの氏原さん(講師)の活動に刺激を受けました。同じテーブルで5~6人集まって考えた案を各テーブルで発表し、それを一瞬聞いただけで各テーブルの案を上回る、肉付けするような新しい案を出される氏原さんを見て、ブレストの力を感じました。
学生の頃から、思いついたサービスやアプリの案をメモとして書き留めているので、その案に対してブレストを行い、より良いものに更新して実現できたらと思っています。
また、今までサボっていた使用した技術をQiitaなどの記事に起こすということを丁度始めたところでしたが、山田さんの「やったことを記録し公開する」ということが重要だというお話を聞き、その大切さを再確認できました。
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小林 大地
【自分でケツを持ってやれるか】
自分がATI(圧倒的当事者意識)をもってやりたい、伝えたい、残したいことであれば自分のお金を出してでもやりたくなるはず。
この部分が個人的には一番響きました。
自分に今必要な考え方として、どうやるかではなく、なにをやるか?ということをまずは決める(思い込む)ことが必要だと思いました。
もちろん今参画している事業に関して当事者意識が無いわけではありません。
しかし【自分がお金を出しても】という基準で判断すれば全ての事業に対してそれでもやりたいと思っているわけではありません。
入社して3年目。
目の前の仕事をやりきることだけに集中するのではなく、ここでもう一度覚悟を持って挑める事業を見極めるタイミングとしてもちょうどいいと感じています。
そのためにはまず【自分がどんなことに当事者意識を感じているのか棚卸しするところから始めよう】と思います。
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瀬川 貴之
【ATI(圧倒的当事者意識)】
様々な刺激がありましたが、まずは塩尻市役所、元ナンパ師山田さんのATI(圧倒的当事者意識)の話が一番でした。
圧倒的当事者意識とは具体的に何か?誰もやらなくても自分がやるか?誰もお金出してくれなかったら自分で全部出すか?それだけの覚悟で挑んでいるか?
自分自身で体験してきたことですが、非常にシンプルな原理だと感じています。
また、2日目、岩本川創友会の方々の課題を、前日のブレインストーミング手法を使ってアイデア広めていく、アウトプットも現場の悩み解決の可能性を感じられて面白かったです。
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永田 みゆき
【乗っかる】
ブレストの手法を活かして、良い人間関係の構築につなげられるかもしれないと思いました。
相手の話に乗っかって、「相手と一緒に」その考えをふくらませていく。相手の考えを否定せず、自分の考えも否定されず、いい方向に向けていくための会話をする時間を、無駄な雑談ととらえずに大事な時間としてとらえることで、自然に相手との信頼感が育っていくのでは。
そういう信頼感、安心感のある場なら、一人では考えつかないようなアイデアを生み出すこともできるように思います。
私事になりますが今月からパートから正社員になりましたので、これまで以上にAIT(圧倒的当事者意識)を持ってつりチケの業務にあたります。
【どんどん周りを巻き込みつつ、乗っかりつつ、全国につりチケを広めて】いきます。
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川端 ちひろ
【乗っかる】
社内事務や社内の環境整備を担当しているので、最も気になっている「4S」整理整頓清掃清潔について、他メンバーの発案に乗っかって、自分での呼びかけや、自分が行動で示したりして、事務所が少しでもきれいな状態を保てるよう、【巻き込んでいきたい】と思います。
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服部 史和
【ATI(圧倒的当事者意識)】
これさえあればなんでもできる、ということを改めて痛感しました。
自分が絶対成し遂げると思ったことは、【成し遂げるためにどうしたら良いのか考え、自分の思いを信じて】進みます。
私生活では、ATIを意識して、2019年にフルマラソン完走するぞ!!
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岡本 亮太
【言いやすい空気を作る】
ブレストカードを使ったブレストをおこなうことの目的は
・アイデアや発想を出して解決に近づけること
・アイデアを言いやすい空気を作ること
この2つでした。
僕はこれまでブレスト=前者だと思い続けてきたけど、実は後者こそブレストの極意かもしれません。それを教えていただいた気がします。
ブレストって言ってもやはり得意な人、声が大きな人とか序列ができてしまうことはこれまでも見てきたけど、こうした空気を作ることを意識すれば年齢や入社順など関係なく、とにかく意見を言えることは、他人を認める、平和な環境があることだと思うので【ブレストカードを使ったアイデア出しの場の創出と、社内環境の整備に努めます】
今回のフォーラム運営を担当した岡本から、総括として。
今回企画した意図として、活動を広げていくには、自分以外の誰かを【巻き込む】必要が出てくると思いますが、やはりそれって自分ではないので難しいですよね。その手法ややってきたこと、考え方を、塩尻市nanodaの山田さんに教わりたい!そう考えました。
私自身、地域活性化の仕事をしてきたこともあり、nanoda、山田さんのことは以前から知っており、大いに興味を持っていましたので、ある意味では山田さんの広がってきた活動に【巻き込まれてきた】側と言えるかもしれず、今回の講師にはすぐに頭に浮かびました。
山田さんは「巻き込みは結果」と、おっしゃっていました。
自分からまきこむ、繋がるということは言わない。自分がやるのは、一歩踏み出して、超高速回転をするだけ。そうすると巻き込まれていく人が出てくると話してくださいました。(実際にはもっと深いのですが・・・)
そして極意はATI(圧倒的当事者意識)=本当に自分はやりたいのか、覚悟はあるのか、を持ってやることだ、と。
非常にシンプルなことだけど、やはり色々とやってきた山田さんが発すると深みと重みがありました。
【乗っかる】は、これもまた活動を広げていく中で、自分たちだけでは狭い世界のままということは往々にしてありますよね。
そんなときに、誰かに乗っかることで広げる手法もいいんじゃないか、そう考えました。
乗っかる=自分の限界、とかではなくて、自分の新しい部分を刺激してくれる方法でもあると思いました。
誰かのアイデアが自分に刺激を与えてくれるという経験は非常に良いものではないでしょうか。
ブレストは「新しい〇〇を考えよう」などの簡単なテーマから、「巻き込む以外の手法を考えよう」などと発想の転換を促すようなテーマにも使えるということをカヤックさんが教えてくれました。そうすると、ブレストでやれないことはないんじゃないか、やれる可能性は無限大なんじゃないか、そんな気がしました。
この勉強会を終えて「実際にブレストカードを使った社内ワークショップをやろう」という声がCWP内ではあがっており、これも成果の一つです。
この地域と流域フォーラムは、地域・流域・河川・環境など幅広い分野で活動する参加者の皆様が会し、「ザ・川の勉強会」みたいな直接的な学びではなく、敢えて今回のテーマのような間接的な学びによって、お互いに学びあうこと、交流しあうことで、それぞれの気づきと人材育成を促し、活動を広げていっていただき、結果としてより良い地域や流域が生まれていくことを目指したいという趣旨で開催したものです。
開催後、「活動する水辺環境整備にATIを持って取り組む」「さらに良い漁協になるよう活動するための刺激を受けた」など嬉しい参加者の声をいただき、企画者としては無事に開催することができた安堵と共に、こちらも感謝の気持ちでいっぱいです。
次年度以降も開催できるように、努めてまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。
2日間の開催に際し、参加者、講師、関係者、そして助成を認めてくださった河川財団、各位に改めて感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
※この事業は、河川財団河川基金の助成金を受けています。心より感謝申し上げます。
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