環境学習【ガサガサ編】開催しましたー!
執筆者: 岡本亮太 (たんたん)
こんにちは、たんたんです。
こちらで告知していた、新城市でのガサガサ講座が無事に終わりました!
大雨の影響で延期開催となり、10月に新城市で開催するのは初めてだったので、寒くないかなー、生き物とれるかなーとドキドキしていたのですが、いい天気! そして、生き物もたくさん!
参加してくれた大人の方も、子供たちも、とても活発に生き物を探して、喜んで、悔しがって、意見を言ってくれて、真剣なまなざしで説明を聞いてくれて・・・いい1日でした!
環境学習全体のテーマが「森と川の「めぐみ」と「ごみ」から、自分にできることはなんだろうを考えよう!」なので、川と森のつながり、川とごみ問題の関係などを最初にお話ししました。

川はどこからやってきて、どこへ流れつくのか・・・そうすると、山と海がつながっていることがわかり、川の役割がとても価値があることもわかります。そして、普段暮らしている家の水道と山がどうつながっているのか、もわかります。
この日は、ガサガサ編なので、網を使って川の生き物を採り、生き物たちから、川のこと、水のこと、環境のことを深めていくという内容です。同時に、川に落ちているごみも拾っていただきました。

はじめは、おっかなびっくりだった子が、お父さんやお母さんと一緒にやっているうちに、自分でガサガサの面白さや、やり方を見つけ、「たんたん、こんな大きいの採れたよー」と満面の笑顔で見せてくれたのは、とても印象的で、うれしかったです^^
同時に、「大きいの採りたいよー」と悔しがる子どもの姿も、一生懸命にいまこの瞬間を楽しんで、目の前の生き物たちに向かい合っている、その姿もとても印象的で、こちらもうれしかったです^^
最初に書いたように、10月にこの川で環境学習をやるのは初めてで、やはり夏とは違う一面に気づきつつ、大きな生き物に出会えると、子どもたちにまじって私も、大興奮してしまいました。
採れた生き物の話から、川にはどんな環境があればいいのか、を子どもたちに問うと、真剣なまなざしでこちらを見つめ、思った意見を挙げてくれる姿、とてもうれしかったですね。
うれしいということばかり書いていて、お前は教える側だろ、と言われそうな気もしますが、なんでしょうね。
やっぱり環境学習ってキャッチボールだなーって、感じました。
参加してくれるみんなと一緒に創り上げる環境学習というのが、やっぱりやりたいことなんだと感じます。

こちらが問うことに対して、真剣に聞いてくれて、意見を言ってくれる、これが本当に大事ですね。こちらが一方的に、こういう社会がいい!いい環境のために!これはだめだ!とか、説法のようなものは望んでないのだけれど、いろいろな場所でやれば、そうなってしまう時もなくはないのですが、昨日はちがいました。
一緒に務めた講師とも「やってよかったね、ああいう子どもたちの表情やまなざしを見たいからやっているんだよね」という、原点に立ち返ったような振り返りが出たほどです。
開催側が言うのも変な話かもしれないですが、そういう思いを抱かせてくれた参加者、子どもたちに、感激しました。
川って、なんのためにあるの?
川って、だれのためにあるの?
考えたこともないような、こんな問いの中身を、子どもたちは生き物を採ることで見つけていってくれたように思います。
自分たちで見つけた問いの答えを、この先も心に残し、森、緑、川のために、そしてごみ問題のために何ができるのか、一緒に行動していっていただけると、うれしいです。
※この取り組みは、令和6年度あいち森と緑づくり環境活動・学習推進事業対象事業です。
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