CWPブログ

2016/11/27

秋キャン in 芝川漁協

執筆者: cwp

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富士山を間近に望む静岡県富士宮を流れる芝川。

富士川の支流にあたる。その芝川を管轄するのが芝川観光非出資漁業協同組合だ。

▲富士宮の景勝地「白糸の滝」も芝川漁協の管轄。
▲富士宮の景勝地「白糸の滝」も芝川漁協の管轄。

その芝川漁協が遊漁者と川への感謝を込めた感謝祭をキャンプスタイルで春、秋と開催している。2016年「秋キャン」に私もつりチケ【https://www.tsuritickets.com】をご案内した縁で、お誘いを頂き参加した。ニジマス特定区横の公園で開催される。雄壮な富士山を眺められるのも芝川の大きな魅力の一つだろう。

▲富士山からの湧水で、一年中安定した水温が保たれている芝川。
▲芝川は富士山からの湧水で、一年中安定した水温が保たれている。

フライ、テンカラ、ルアーなど様々なジャンルの釣り人が集まる。各々、テントを張ったり車中泊をしたりとそれぞれのスタイルで楽しむのだ。今回は遠く台湾からの参加者もいた。漁協組合員の皆さんに暖かい振る舞い鍋をご馳走して頂いたり。遊漁者を巻き込み、共に楽しむなど、先進的な取り組みをされる芝川漁協のファンは多い。

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▲登山隊のベースキャンプを彷彿とさせる多室テント。中央部がリビングとなる。
▲私もソロテントで参加。
▲私もソロテントで参加。
▲長谷川組合長と広報の高橋さん。
▲長谷川組合長と広報の高橋さん。

川釣り好きな仲間が集まって楽しむことメインにしつつも、魚が釣れる環境と関係を維持していくための増殖事業を漁協と遊漁者が共に協力して行う。これはとても良いことだと思う。難しいことは色々あれど、川が好きで、釣りが好きで、魚が好きな仲間が協力したらとても強い。

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老若男女(?)が力を合わせての「サツキマス」放流事業。富士川と芝川の合流点から下流は漁業権の設定のない区域なのだが、サツキマスが再び遡上することを目指し、関係各所の理解を得て、芝川の水で育てたサツキマスを放流。

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サツキマスはアマゴの降海型を指す。河川上流で産まれたアマゴで捕食競争に負けた一部が餌場を求めて降海。海での武者修行で逞しくなったアマゴは朱点やパーマークも消え、銀毛と呼ばれる銀色の鱗に覆われた全く違うと言っていいほどの魚「サツキマス」となって母川に帰ってくるのだ。

▲アマゴ。朱点とパーマークもはっきりしている。
▲アマゴ。朱点とパーマークもはっきりしている。
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▲サツキマス。アマゴよりも大きく模様もなくなりかけている。

放流したサツキマスがどれだけ遡上しているのか調査するため、アブラビレを切り落としてから放している。子供たちも慣れた手つきで素早く作業。

 

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逃げるように泳いでいくサツキマス。すぐ上流に高い堰堤があり、それがどれだけの影響を与えるのか。

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春、アブラビレの無いサツキマスが上流部で釣れることを祈って放す。こういった地道な取り組みが、色々な話題を提供して注目を浴びていくことで、釣り関係者だけではなく、多くの人や関係各所を動かしていくと信じたい。

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▲アブラビレを切って放流されたサツキマス。春に会えますように。

会場では、フライフィッシングのタイイング教室。子供たちも真剣そのもの。中には、釣りはしないけどタイイングの技術は一級品という方も。いろいろな楽しみ方があるものだ。

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この魅力に嵌ってしまう危険を感じているので、私はまだ踏み込めていないのだが、踏み込んでしまいそう。。

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フライフィッシングは道具立てがかっこいい。釣りの中で一番ファッショナブルではないだろうか。上の写真は見せて頂いたタイイングのツールだが、これだけでも手元に置きたくなる味がある。

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季節や時間、川によって飛ぶ虫や魚が好む餌が違ってくるという。そんな状況に合わせてどのフライにアタリがあるのか探っていくのもフライフィッシングの楽しみの一つ。それを自作し出したらもう、一日中釣りのことを考えてしまうだろう。

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ロッドもリールも簡潔にして簡素。機能美さえも漂う。うーん、やはりかっこいいなあ。この格好良さに震えない男がいるのだろうか(女もね)。

 

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▲黒色の点が孵化前のアマゴ稚魚の目。

二日目はアマゴの発眼卵放流。孵化する前、目が出てきたタイミングで実際の産卵のように砂利の下に埋設する。色、形ともに綺麗な成魚に育つことを目指しての渓流魚放流の取り組みで、全国的な広がりをみせつつある。

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漁協ごとに方法は試行錯誤。川ごとに合う合わないはあるだろうが、全国の事例が集積されてより良い手法の研究が進むと良いと思う。僕らがそんな媒介役を務められたらとても嬉しい。

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多くの川は今は禁漁期間。この間、全国で漁協で組合員と遊漁者など有志たちの手により、釣り人を楽しませてくれる魚や川の手入れが進められているのだ。手入れをしないと釣りが楽しめない実態はとても残念なことだが、だからこそ、漁協と遊漁者、さらに地元が協力して川を、釣りを観光資源と捉え共通財産として再生、保全、維持に取り組む必要があると思うのだ。

 

伊藤 匠

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