CWPブログ

2026/07/21

【森と川と人をつなぐ楽校】「カエルナイト」開催したよー。

執筆者: 岡本亮太 (たんたん)



カエルが生態系を回している!

と言っても過言ではないと考えていることも有り、カエルを軸にした回です。

約50人ほどに参加していただけて、一同感激でした!

リバーベース塩瀬に宿泊してくれた方向けに、夜にしか見られない世界をカエルを軸に紹介しようというのが今回の楽校、夜にカエルだから「カエルナイト」

カエルを軸にすることも含めて、CWPにとっては色々と初めてのことづくし。
・リバーベース塩瀬との連携による、宿泊とセットでの環境学習も初めて
・リバーベース塩瀬周辺の環境を活かして、住民の方にも協力してもらったのも初めて

などなど、初めての取り組みでしたが、無事に終わりました~楽しかった~^^

当たり前に目にする、耳にするカエルの姿や鳴き声。
でも実は、とっても奥が深いし、生きていく過程では水も陸も、えさも必要だし、そしてカエルがいることで他の生き物が生きていけることも有る。

リバーベース塩瀬周辺には、田んぼ、森林、河川…いろいろな、多様な、環境が存在しており、カエルを巡るエトセトラが見てもらえるのではないか、カエルを軸にして環境や生き物、自然に興味を持ってもらえるのではないか、そんなふうに考えて、環境学習チームとリバーベース塩瀬チームとで企画して、夏休み初日に行いました。

参加者は3班に分かれ、下の①②③を順々に巡ってもらいました。

①田んぼ班:カエルそのものを知る。リバーベース塩瀬周辺の田んぼや水辺にて、カエルや水生生物を見つけて、カエルそのものを知り、深める。

②虫班:カエルがどう生きるのか、何を食べるのかを知る。つまり何を食べていくのかを、虫の世界を通して知っていく。同時に虫の世界そのものも知り、深める。

③動物班:カエルが食べられる側に立ち、カエルを食べる側の世界を知る。カエルを餌として捕食する動物の世界をリバーベース塩瀬周辺の森林を歩いて、知り、深める。

水辺や河川に当たり前に見かけるカエルという生き物を軸にして、そのもの・食べる・食べられる、この3つの視点や世界を通した環境学習です。

まずは田んぼ班の世界を紹介します。

と、その前に、①②③の班を担当するスタッフは、こんな感じで楽しみましたよ。

せっかくやるんだったら、自分たちから楽しまないと!ということで、自腹を切って用意したカエル帽子をかぶってガイドしたわけですが、いやいやいや、とんでもなく熱中症を促進することに途中で気づき、すいません、ぶっ倒れるかと思いましたので、途中からは外してガイドしました(笑)

さあ気を取り直して、田んぼ班の活動紹介です。

田んぼと水辺でカエルや水生の生き物を探すということで、夏場だからこそクローズしている、リバーベース塩瀬の釣り場を歩いて生き物を探すという、普段はできないことをできました。

田んぼにも行ってみます。

普段は、獣害防止のために電気柵をしているご近所様の田んぼですが、カエルナイトの趣旨を説明して、ご理解をいただき、この時間だけ通電を遮断させていただき、安全/快適に実施できました。

こうした地域の方のご理解に深く感謝するとともに、地域の皆様との連携を図って実施できることが嬉しく、地域の皆様との関係性を築いてきたスタッフの頑張りにもリスペクトを感じます。
みなさん、ありがとうございます。

こうやって見つけてきた生き物について、ガイドしつつ、触ってもらうなどして、カエルの生態や、カエルがいることで他の生き物への影響や関係についても解説します。

釣り場も、田んぼも、すぐ横を川が流れているため、川や水とのつながりを説明するには最適な環境でした。そして、だからこその生き物にも出会えて、カエルという生き物を軸にした生態系や食物連鎖なんかも伝えることができたんじゃないかなと思います。

さあ次は、虫班をご紹介します。

虫班は、ライトトラップによる昆虫の世界と、川がすぐ横を流れる環境だからこその川虫の世界です。

川にいる生き物というと、魚!が一番最初に出てくるんでしょうけれど、ほかには?と聞くと、何番目かには「川虫!!!!」というのが出てくる、、、いや、出てこないか(笑)

川には色々な生き物がいるんだ、ということをまず知ってもらいたくて、今回は川虫にもスポットを当ててみました。
普段の環境学習ではガサガサによって見つけられる生き物(魚、カニ、ヤゴ等)がメインになるので、こういう機会に知ってもらいたいね、というのが担当スタッフの想いの一つです。

ライトトラップは、たぶんもっと遅い時間になると、もっと色々と出てくるんだとは思いますが、それでも貴重な、珍しい、あるいは子どもたちが興奮するような昆虫たちも見つけることができましたよ。

カエルという生き物が何を食べて生きるのか。
カエルが暮らす河川には、どんな虫の世界があるのか。

「虫」という軸からカエルを掘り下げ、カエルがいることで回っていく世界に触れてみました。

最後の紹介は、夜の、そして森の動物班です。

夜の/森の動物班で伝えたかったのは、カエルを食べる側の世界のこと。
そして、リバーベース塩瀬でみんなが眠っている間に、すぐ横の森で起こっている動物たちの世界を伝えられたらなと。

まず、森に入るとすぐにあるのは、水が溜まった場所。
ここでは、カエルになる前、そうオタマジャクシの姿をいくつも見ることができます。

卵を産み、水の中で育ち、カエルになる。
カエルナイトで感じてもらう、一連の命のドラマの一場面でもあります。

そもそも、森には行くけれど、夜の森に行くことは無い。
多くの参加者の方がそうだったはず。怖いし、行ってもわかんないし、ということだったと思うので、夜の動物たちの世界を見てもらえたらなと思うわけですが、如何せん、田んぼや虫の世界と違って、森の生き物たちは、探しても出会えるわけでも、ライトを吊るしても寄ってくるわけでもないので、出会うことは簡単じゃない。

でも?
じゃあ?
だからこそ?

どの接続詞が適しているのかはわかりませんが、とにかく、そんな中でも最大限に楽しんでもらえたらなと思い、やったことも含めて紹介していきます。

森の中に、こんなものがあります。
なんのために置かれたもの?という話から、この森に暮らす生き物の話へ。

森の世界は、田んぼや虫と違うことがひとつあって、それは宿泊するからこそ、朝にまた見に来てねということが言えること。

じゃあ何を見るのか、といえば、動物の足跡です。

暗いから見えないそれを、翌朝見に来てねと紹介しましたが、実際に見に行ってくれた人がいるならば嬉しいことです。

動物たちの世界を、できる限りで伝えようと思い、森の中にカメラを仕掛けました。
そのカメラに映った動物たちの世界を紹介することで、生態やカエルとの関係について少し触れていきました。

この様子は、さながら夜の映画館!

撮影した動画には時間も記録されるので、夜行性の動物たちが、夜の時間に、今歩いてきたすぐそこの森の中で動くことがわかります。
リバーベース塩瀬で眠っている頃に、すぐそこではこんな世界があることも知ってもらえたら面白いかなと思いました。

そして、森の中にある水場も紹介し、そして、カエルを食べる側の生き物たちに触れました。

森のことも、カエルのことも、そして川や水とのつながりも、カエルを通して感じてもらえると嬉しいなと思います。

カエルを食べる生き物として紹介できた、撮影に成功したのは、ほんの一部で、ほかにもたくさんいるんだよ。
あるいは、夜の森に生きる生き物も、もっといるんだよ、というのを紹介したくて、我が家に保管してあった、妻や息子たちのコレクションも持ってきて色々とお話をさせていただきました。

鳥の羽やら、生き物のフンやら巣材やら…

カエルからここまで世界が広がるんかい!と自分でも思いながらやっておりましたが、とにもかくにも私の想いとしては

「カエル」というスタートラインから歩き始め、田んぼ・虫・動物という3つの世界を通して紹介していった、カエルからつながっていくドラマの中で、どんな生き物でもいい、どんな環境でもいい、とにかく参加者の皆さんが気になったなにかがあれば良いなと。

リバーベース塩瀬は、森林、河川、田んぼ・・・様々な、多様な環境に囲まれています。
だからこそできることがある!
ここでしかできないことがある!

そう信じて、初めての試みとしてのカエルナイト。

リバーベース塩瀬のポテンシャルを感じる一日でした。

参加者のアンケートを見ると「カエルナイトがあるから予約した」という方が、とても多い。
これもまた本当に嬉しい、光栄なことです。

伝えたいことは何なのか。
大事にしたいメッセージは何なのか。
自分たちは何のためにやっているのか。

いつもの楽校とは違い、これだけ多くのスタッフが動く中で、カエルナイトという、ひとつの『イベント』を行うことは、色々と考えるきっかけにもなりました。
参加者の皆様、地域の皆様の理解と協力によって無事にカエルナイトを実施できました。
ひとつのことをみんなで達成できたという事実も、非常に意味と価値があることです。

またイカナイト!となってもらえるような企画を、また練っていこうと思います。

カエルの世界、カエルから始まる・広がる世界の面白さを感じてもらえたなら幸いです。
参加者の皆様にとって、思い出となる夏休み初日の夜になったことを願っています。

この取り組みは公益財団法人河川財団の河川基金の支援を受けています。

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