水辺の現状
近所の汚い川、一体どこから汚れているのだろう? と考えたことがないでしょうか。
どの川も山の源流では透き通ったきれいな水がわき出ており、人里に出るまでは美しい川が流れています。
しかしどこで汚れたのか、私たちが住んでいるあたりまで来ると川底は見えず、よどんだ色をした川が数多くあります。
CWPが目指すところ
皆様、何が原因か考えたことがあるでしょうか?
悪い工場や事業主が汚水を流しているのでは?
基本的には「水質汚濁防止法」でチェックされ、抑えられています。
では生活排水が原因なのでしょうか?
生活排水についても、行政が下水道の整備や排水・浄化対策をして改善されてきています。
技術がないわけでもない、法律も整備され、行政も働いているのに、
何故多くの河川・海がまだ汚れたままなのでしょうか?
私達にはわかりませんでした。
そして、大部分の方が同じ状況ではないでしょうか。
水は山から流れ、多くの町をわたり海へ流れ、蒸発して雲になり、また雨になって地に流れていきます。
多くの「場所」に関係することにより、責任の所在がはっきりせず、どこで問題になっているのかが「見え」ません。
また、それぞれが改善施策を打っているのですが、すべての場所で正しく効果的な施策が実施出来ているのか、見逃されている部分がないのか、施策の「効果」が「見え」ません。
この「場所」と「効果」が「見えない」ことが、気持ち良い水辺環境にまで改善されない大きな要因なのではないかと私達は考えています。
私達はそのためのインフラとして、一般市民からの視点で「総合的で」「分かりやすく」「見える化」され、「一人一人が改善に参加出来る」サイトを提供することから始めます。
CWP提供サービス「AQMAP」概要
このサービスでは、川のどこから水質が悪くなっているのか、どこの景観がここちのよいものではないのか、を誰でも見れるようにすることから始めます。
私達は「水辺情報 = 水質 + 水辺景観」と考え、この水辺情報を登録していくことにより、「見える化」していきます。
上記は皆様から例えば以下のような情報を投稿して頂き充実していきます。
①皆様からの水辺の写真を投稿してもらう
(水辺景観 = 遠景で全体を撮った写真、水質 = 接写で水質を撮った写真の2通りを投稿すると理解しやすいと思います)
②水質検査キットにより水質状況を登録して頂く
(これは市販の検査キットがございますが、各NPOや行政の取組でも行っております。)
このようにマップ上に水辺の状況と改善施策をマッピングしていくことでどこがどのように改善されていっているのかどこが汚れの主要因として残っているのか、皆様にも一目瞭然になるようにしていこう、そして皆の認識合わせた上で問題の水辺を改善する手を個々出来る方法で改善していく手段を提供しよう、というプロジェクトです。