1990年から、河川が本来有している生物の良好な生育等環境に配慮し、あわせて美しい自然景観を保全あるいは創出するため、「多自然型川づくり」が試験的に開始されました。その後、「多自然川づくり」へと流れは引き継がれ河川環境の改善が進められています。
例1. 横浜 和泉川
例2. 福岡 上西郷川(写真提供元:九州大学 流域システム工学研究室様)
整備前上記の和泉川や上西郷川など、素晴らしい事例も多数生まれましたが、日本の河川は中小河川含め昭和50年代に大部分が改修済みであり、現在は河川全体の80%が維持管理フェーズです。
維持管理フェーズの川で、大規模な河川改修を行うことはほとんどありません。そのため、広い空間を必要とする上記事例の様な川づくりを維持管理フェーズの川で展開することは難しいと言えます。
こういった現状の中で、現地市民が積極的に自分たちの河川を出来る範囲で改良していく『小さな自然再生』の取り組みが日本各地で広まりつつあります。
この活動に着目し、以下2点の方法を『AQMAP(アクマップ)』を利用し推進することが可能です。
(1) 市民協同の事例を多く集め、良い点・良くない点を市民・行政連携して共有し他地域に広めていくサイクルを早める
(2) 行政として「小さな自然再生」の候補となる箇所の案件発掘を進める
実際に顔をあわせてのワークショップ時は、一緒に画面を見ながら、どの場所ではどのような取り組みを行って、どのような結果が出たか、を共有すると一緒にいる方々もどの場所か地図上で把握しながら見ることが出来るため、よりスムーズに進むと考えます。
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